・ 基本的確認事項 ・ 設計者の3つの顔 ・ 名称の由来と社訓・他・ 監督と監理
・ 建築工事の発注方法 ・ デザインが決まるまで  ・ 建設業の仕事の流れ
・ 5つの設計業務 ・ これからの建築計画   ・ 住宅メーカーと地元
  建設業者との違い
・ 設計報酬と期間     ・ 設計事務所と建設会社
  設計部門との違い
・ 設計事務所の選定基準    ・ 設計事務所の色々

 
 
はじめに
以下「建築設計って・・・何?」自費出版小冊子の内容紹介。
私が建築設計の道に入ってから早いもので30年目を迎えます。
又一級建築士の資格を取得し、建築設計事務所を開設してからも早や20年目を迎えようとしています。
この20年間に建築設計を取り巻く環境は大きく変化しておりますが、一般の皆さんには建築設計事務所の役割や、設計業務の内容があまり理解されていない事が、前々より気掛りでした。
そこで、これから建物を計画なさろうとしている方々に建築設計を身近に知っていただく為に、この小冊子を作成しました。
現在、日本には一級建築士だけでも昭和25年の建築士法制定以来、約28万人が登録されています。又一級・二級合わせた建築士事務所数は、平成8年現在、全国で約13万事務所が登録されております。
これほど多くの建築士と設計事務所が登録されておりながら
「設計事務所は何をしてくれるの?」
「どこまで設計してくれるの?」
という質問を度々受けます。
この社会的認知不足の大きな理由は次の3点にあるように思えます。
(1)一級建築士資格者の過半数が設計業務に携わっているが、その大部分が企業組織の内で設計活動を行っており、私のように独立して設計事務所を営んでいる者は全体の10%にも満たない少数派である。
(2)設計事務所への仕事発注者の多くが、公共体や企業、法人が多く、又、事務所側も日常の業務に追われ一般ユーザーへの広報活動が不足している。
(3)建設業者や住宅メーカー等の設計部門と設計事務所との業務内容の差異・スタンスの違いが一般の方々には判断し難く、どちらに依頼しても建築士が設計するのだから同じではないかという思い違いがある。
そこで
第1章では、
 前記の3つの理由に答える形で建築設計の仕事の内容を、当社の進め方を例に取り説明してまいります。
第2章では、
 この25年間の設計人生で私なりに培った建築観や設計者像を<私の建築観>として、まとめてみました。
第3章と資料は
 当社の案内と目標、業務経歴等、広報の部です。
第4章は、
 皆さんから受ける質問の内、代表的な例を5つ取り上げてみました。
関心のある頁から読み始めて下さい。
この小冊子を通して設計事務所の役割や建築設計の内容が、理解して頂ければ幸いです。

平成9年7月 一級建築士事務所 株式会社環設計 所長 青木 格次

文中※の太字体文章は私の本音です。カチンと来る方もいらっしゃるでしょうが、赤ヒゲ設計士を目指す一人の設計者の愚痴や本音も併せて理解していただけたら自費出版した苦労も報われます。