・ 基本的確認事項 ・ 設計者の3つの顔 ・ 名称の由来と社訓・他・ 監督と監理
・ 建築工事の発注方法 ・ デザインが決まるまで  ・ 建設業の仕事の流れ
・ 5つの設計業務 ・ これからの建築計画   ・ 住宅メーカーと地元
  建設業者との違い
・ 設計報酬と期間     ・ 設計事務所と建設会社
  設計部門との違い
・ 設計事務所の選定基準    ・ 設計事務所の色々

 
 
T.基本的確認事項
皆さんが建物を計画なさる時、覚えておいて頂きたい基本的項目が3つあります。
  1. 建物は工事請負契約で発注する現場一品生産品であり、
    一物一価の特注品の為、他との比較検討は難しい。


  2. ほとんどの建主にとって、人生最大の買い物であり、
    工事契約の中途解約は原則不可能である。


  3. 竣工後の定期的メンテナンスや不都合時のアフターケアが
    必要であるが、工事手配を個人で行なうのは難しい。
1)  の工事請負契約とは、工事に着手する前に工事施工業者と設計図・見積書に契約約款を組合せて契約を締結する事です。
 着工しますと、図面が気に入らないとか、仕事ぶりが不満だとかで、中途解約は出来ませんので、設計図・見積書・契約約款は必ず目を通しておいて下さい。
現場一品生産品とは、敷地形状や用途・予算等によって建物は千差万別となります。車を購入する時のように評判を聞いたり試乗してみて自分が納得した後、購入するという訳にはいきません。一物一価の受注生産品である事をくれぐれも忘れないで下さい。
2) の項については同感いただけると思います。付け加えるなら、最大の買い物は、又ほとんどの方にとって最大の借金ともなります。それから工事金額以外にも消費税や各種税金・上棟式や竣工式費用・家具調度品の購入〜引越費用・工事追加〜変更金等…予定外の出費が本当に沢山出て来ます。
資金計画を予めシッカリと立てて建物の計画に入って下さい。
3) の項については、建物は竣工時が一番美しい状態です。そして当たり前の事ですが、年と共に老いてゆきます。ですからふだんからの手入れや補修を怠らず実行して頂きたいのですが、専門的知識や技術が必要な時が多々あります。信頼できる工事業者を選定し、工事完了後も協力関係を築いておく事も大事です。
※ 建築は請負工事なんですよ。
ところが契約書に添付されている図面を見ると建築確認申請程度の最少図面・見積書は工事項目内容や単価・数量が不明確な一式見積等が結構あります。
それでも工事業者さんとの信頼関係がシッカリしていれば建物は竣工しますが、年に何人かの方が見積内容や追加金や仕事内容が不安だと相談に見えます。
金の支払いが終ったら補修に来てくれないという相談で見える方も結構あります。
" 一生に一度の買い物なのだから、どうしてもう少し勉強してから着工しなかったの"と思わず叱ってしまう時もあります。
でも逆に見れば一期一会の買い物でもある訳だから場馴れしないのも仕方無いかな、と思いつつ相談にのってます。
※ 住宅雑誌全盛だけれど内を開けば、色彩だのインテリアだの家具だのと…まるでファッション雑誌。
少しは泥臭い建築業界で役に立つ情報も掲載しろと怒りたくなる。
これも我家の建設計画の舵取は奥様で、旦那はお金を出すだけの人だからかな?
ともかく家に居るより会社に居る時間の方が長いなんて方が多く、そうなると風呂と寝る為に会社から自宅に通勤しているようなもので。
御主人!船の進路に少しは意見を言って下さい。
 
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